【ワンピース考察】第967話考察【宇宙船地球号】
あけましておめでとうございます。1週間旅行に行ってましたため、久しぶりの更新です。
今週号のワンピースも重要なキーワード盛沢山でしたので、早速見ていきましょう!
あらすじ
北極と南極
ロジャーたちはスカイピアから離れ、ウォーターセブンにたどり着きます。
ウォーターセブンに入る前にシャンクスとバギーのケンカのシーン(2巻)がセリフだけ描かれています。あのケンカはこの頃だったんですね。ということは、バギーが悪魔の能力を得たのもこの頃。すると、ロジャーのクルーが悪魔の実を見たことがないというのがますます謎に…。まあ、それは置いておきましょう。
ロードポーネグリフの場所
次のコマで、ネコマムシとおでんが自分たちの国にロードポーネグリフがあることを明かしています。ワノ国のロードポーネグリフは、今カイドウが所持しているんでしょうね。ここでさらっとロジャーがビッグマムから1つ奪ったと言っていますが、どうやったんでしょうか…。普通に真っ向からぶつかったんでしょうか?この頃はまだ子供たちが大きくないため戦力は大したことないと思うんですが、マムはどんな海賊団を有していたのでしょう?
トムとフランキー
ウォーターセブンを訪れたロジャー一行は船大工のトムと再会します。シャンクスがトムに懐いているところを見ると、オーロ・ジャクソン号を建造した時、既にシャンクスはロジャーの下にいたということになりますね。
また、フランキーもちょこっと登場します。フランキーがみなし子であることを知ると、おでんさんはフランキーを海賊に誘いますが、フランキーは海賊に捨てられたばかりだと断ります。そういえばフランキーは海賊に捨てられたんでしたね。いずれフランキーのお父さんも物語に関わってくるのでしょうか?個人的にはそれはない気がしますが…。しかし、おでんさんとフランキーが昔出会っていたとは思いませんでした。
世界を巡る
その後、ロジャー一行は魔の三角地帯と思われる場所を「ビンクスの酒」を歌いながら抜け、ルスカイナ島?とテキーラウルフを訪れ、魚人島にたどり着きます。
ウォーターセブンの時点で残りのロードポーネグリフが新世界にあることが分かっていたのに、なぜ東の海に寄ったのでしょうか??他のポーネグリフを集めるため??
ルスカイナ島を訪れているということはカームベルトを抜けたんでしょうね。
海王類の声
ルフィ達が魚人島に行ったときに、海王類回想でロジャーが海王類の声を聞いていましたが、そのシーンが改めて描かれています。
この時、ロジャーだけでなくおでんもその声を聞いています。
魚人島と最後のロードポーネグリフ
ロジャーが最後のロードポーネグリフに心当たりがあると言っていましたが、その予想の通り、それは魚人島にありました。ロードポーネグリフがあったことや、ノアがあることを考えると、魚人島は物語にとって非常に重要な場所であることが分かります。
また、幼いマダムシャーリーが人魚姫の誕生を予言していました。
新世界
その後、再びロジャーたちは新世界に入ります。ウルージさんが行った雷の降る島や巨人の島(エルバフかは分かりません)を訪れています。また、みんなで温泉に入っているシーンが描かれています。
月が登っているところを見ると、これはツキミ博士のいたからくり島??
ワノ国
そんな折トキが疲労で倒れます。トキを休ませるためにワノ国に寄る一行。そこには汚れてボロボロになった赤鞘達。後ろに工場が見えるので、この時には既にカイドウに支配されてしまっていたのでしょう。しかしおでんは旅を続けます。
ゾウ
その後、一行はビブルカードを頼りにゾウを訪れます。モコモ公国では、ロジャーとおでんは誰かに見られているような気がして落ち着かないと言っていますが、これはおそらくモモと同じくゾウに見られていることに気づいたのではないでしょうか。
ゾウでは幼いペドロに連れて行ってくれとせがまれるも、「まだその時ではない」と断っています。ペドロにとっての「その時」とはルフィ達が来た時だったのでしょう。しかし、なぜロジャーはペドロにそう言ったのでしょうか?
Laugh Tale
その後、ロジャーたちはラフテルにたどり着きワンピースを目にします。そこでロジャーたちは大笑いし、ジョイボーイに対し「おまえと同じ時代に生まれたかった」と言っています。そして、この島を笑い話"Laugh Tale"と名付けます。
ちなみに、バギーが高熱を出したため、バギーとシャンクスはラフテルには行っていません。
考察
なぜロジャーとおでんは海王類やゾウの声を聞くことができたのか?
これまでロジャーは万物の声を聞くことができると言われていたため、それ故に海王類の声を聞くことができたのだと思っていましたが、今回判明したのは、ロジャーはゾウの声も聞くことができたことと、おでんさんも海王類やゾウの声を聞くことができたということ。
魚人島ではルフィが、ゾウではモモの助がそれぞれ声を聞くことができていました。(ゾウについては気配を感じただけですが、モモが声を聞けていたのでおそらく二人も声を聞くことができるものと思います。)
一覧にするとこんな感じでしょうか
ポーネグリフの声:ロジャー
海王類の声:ロジャー、おでん、ルフィ
ゾウの声:ロジャー、おでん、モモ、ルフィ
ロジャーは「万物の声を聞くことができる」と言われていたので不思議はありませんが、おでんさんも聞くことができるというのはどういうことなのでしょうか。
今のところこの力を持っているのは"D"か光月家のどちらかですが、これはDや光月のみの力なのか、はたまた見聞色の覇気の延長線上にあるものなのか?
僕は、見聞色の覇気説を押します。見聞色の覇気の中にもウソップのように"見る"力が発達した者と、ルフィのように"聞く力"が発達したものがいます。
これはルスカイナ島でレイリーがルフィに言った言葉ですが、レイリーの言うようにルフィには生き物の感情を感じ取る力があり、それが覇気ということであれば、ルフィが海王類やゾウの声を聞くことができたのは見聞色の覇気と説明することができると思います。
覇気は修行で発現する者もいれば、生まれ持つ者もいます。ワノ国では見聞色が発達していないようなので、おでんやモモはこの力を持って生まれたのではないでしょうか。
そして、この声を聞くことができるのはこれまでDか光月家のみなので、考えようによっては覇気そのものが月の民からもたらされたものなのではないでしょうか。
覇気については個別に項目を設けます。
ロードポーネグリフの保管場所とジョイボーイ
最後のロードポーネグリフは魚人島にあることが分かりました。
これで、ロードポーネグリフはゾウ、ワノ国、ビッグマム所有、そして魚人島の4か所にあることが分かりました。
ビッグマムは置いておいて、これらがどのような経緯でそれぞれの地に置かれたか考えてみます。
ゾウと光月家は太古の昔から同盟を結んでいました。前の考察でも書きましたが、光月家は月の民の子孫であると僕は推測しています。そして、月といえばミンク族。
ミンク族の"真の姿"がスーロンであるとイヌアラシはゾウで言っていました。
ということは、今の姿は仮初めの姿ということですよね。月を見て返信した姿が真の姿ということは・・・ミンク族も月から来た一族なのではないでしょうか。
月にいればいつでもスーロンですから、それが真の姿と言えますよね。
ちょっと話がそれてしまいましたが、僕は光月家と同様、ミンク族も月からきた一族だだと予想します。
さて、光月家、ミンク族と月と関係する一族がロードポーネグリフを所有していました。ということは、ビッグマムは一旦置いておいて、最後のロードポーネグリフを所有する魚人島も月と関係があるのかな?と考えました。
しかし、水の中に住んでいる魚人と月を直接関連付けることは難しいので、僕はこう妄想します。
・当時の世界政府側に迫害され、奴隷とされていた魚人族が、Dの王国、ミンク族、光月家と共に蜂起、結果Dは敗れ魚人族は水中に身を隠すことになった。
これに対し、魚人にD側に着くよう説得したジョイボーイは罪悪感を覚え、ポーネグリフに謝罪を刻む。しかし、D側は最後の手段としてワンピースと、それが作動した時のための避難所、ノアを準備した。
そして、そのワンピースを起動するための肝となるロードポーネグリフを魚人島においた。
(ワンピースの考察については以前の記事をご覧ください)
Laugh TaleとOne Piece
今回、本編で初めてラフテルの由来が明かされました。ラフテルを見つけたロジャーとその仲間たちは大笑いし、とんだ笑い話だとしてこの島を"Laugh Tale"と名付けました。ここから"ラフテル"となったのですが、なぜロジャーが宝を見つけ大笑いしたのか、考えてみたいと思います。
大笑いしたいのはどんな時?
宝を見つけて大笑いする時とは、どんな時でしょうか?
思った以上にしょうもなかった時?それとも想像がつかないくらい壮大なものだった時?
僕は後者だと思います。莫大な財宝を想像していたロジャーは、見つけたものがあまりに予想とかけ離れた壮大なモノだったため、笑ってしまったのだと思います。
まるでウソのような、笑い話のようなモノ、それがワンピースだと思います。
とすると、僕が前に考察した通り、レッドラインを沈める装置の可能性はあると思いますが、僕は何となく更にすごいモノなんじゃないかと想像しています。
ヒントは、「ジョイボーイおれはお前と同じ時代に生まれたかった」というロジャーのセリフ。ロジャーがジョイボーイと同じ時代に生まれたかった理由は何でしょうか?
想像に重ねる想像ですが、ロジャーが同じ時代に生まれたかったということは、ジョイボーイの時代の方がより自由で、きっと、より冒険心を掻き立てられる時代だったのではないでしょうか。ということはですよ…まさか、ワンピースとは宇宙船?
ラフテルに着き、この世の全てを知ったロジャーは、宇宙にはまだまだ知らない星があることを知り、もはや笑うしかないとなった可能性は否定できないと思います。
しかし、エネルが普通に宇宙に行っていますからね・・・宇宙船と言われてもちょっとインパクトが弱い気がします。
なので、僕はちょっと突拍子ですが、以前の自分の説を少し発展させて、ワンピースとは星を宇宙船に見立て、「星そのものを操縦する装置」ではないかと予想します。
これまで出てきた「世界がひっくり返る」等のセリフやワンピースを発見したものにより戦争が起こるという示唆を踏まえると、宇宙船という小さなものではないと思います。ひとつなぎの秘宝という名前にもつながりません。
しかし、ロジャーがジョイボーイと同じ時代に生まれたかったと言っていることを考えると、単にレッドラインを沈める装置だとも思えません。それだと爆笑している理由も分かりませんしね。
なので、ワンピースとは他の星に行くこともできるし星の内部の構造を変えることもできる、そんな装置なのかなと僕は考えました。
そして、ロジャーは星そのものを操るという途方もない考えと、宇宙にはまだ見たこともない星が数多くあることを知り、笑うしかなかったのではないかと思います。
また、「同じ時代に生まれたかった」というセリフは、そんなことが可能な時代にジョイボーイと共に宇宙を冒険したかった、という意味ともとれます。
これを踏まえて、ワンピースの正体について書いた記事を書き換えます!
今回はここまで。ロジャーの回想はそろそろ終わりを迎えそうですね。
いよいよカイドウとの決戦が近いですが、世界の秘密も気になります。
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