【登場人物考察】トラファルガー・ローについて【マリージョアの国宝の正体】
前回革命軍とフランス革命に関係がありそうという記事を書いたので、フランスつながりでナポレオンと縁が深いトラファルガー・ローについて今回は書きます。
トラファルガー・ローとはどんな人?
51巻で登場した超新星の1人。尾田先生曰く、超新星はジャンプ連載直前にできたキャラとのことだけど、その後設定が盛りに盛られたキャラです。簡単なプロフィールを箇条書きにします。
・本名(忌み名を含む):トラファルガー・D・ワーテル・ロー
・出身地:北の海 白い街(フレバンス)
・二つ名:死の外科医
・能力:オペオペの実
・肩書:元七武海
なんと、Dで能力者で元七武海…頂上戦争ではルフィの命を救い、2年後はパンクハザードで再会した後ドレスローザ、ワノ国と長いこと一緒にいるローは、超新星の中でも一番の出世頭と言えるでしょう。
本編では、過去についても詳しく掘り下げられています。
ローは、幼少期は北の海で医者の子として裕福な暮らしをしていました。しかし、街に珀鉛病という病が流行ってしまい、その拡大を恐れた世界政府の手によって街は燃やされてしまいます。
そして、ローの家族は皆亡くなってしまいました。
そんな経験からローは全てを壊したいと思うようになり、ドンキホーテファミリーの一員になります。そしてドフラミンゴの弟にして海兵のコラさんと出会います。
ローも珀鉛病に侵されており、残された寿命は3年。コラさんはローの病気を治そうとローを連れ出し色々な島の病院を巡りますが、珀鉛病というだけで恐れられ、追い出されてしまいます。
もう助かる手段がないかと思われた矢先、コラさんはドフラミンゴより、"オペオペの実"の取引があるという情報を手に入れます。
オペオペの実をローが食べれば、ローは助かるとコラさんは考え、ローのために、オペオペの実を、取引前に海賊"バレルズ"から強奪しローに食べさせます。
しかしコラさんは、コラさんの裏切りを知ったドフラミンゴの手にかかり命を落としてしまいます。
その後、ローは、コラさんの仇を討つためにローは海賊として成り上がり、ルフィ達と出会います。そして、ルフィ達と同盟を組みドフラミンゴを撃破します。
しかし、同盟の目的はカイドウを倒すためですので、ドフラミンゴを倒しただけでは終わりません。なので、ローは今ルフィ達と一緒にワノ国にいます。
ローのモデルとナポレオン
ローのモデルはエドワード・ローという実在の海賊ですが、それよりも重要なワードが名前に隠されています。
ローの本名は、忌み名・隠し名を含めてトラファルガー・D・ワーテル・ロー。
ナポレオン戦争の戦い、トラファルガーの海戦とワーテルローの戦いの両方が名前に入っています。これらはどちらもナポレオン側が敗れた戦いの名前です。
超新星は連載直前に作られたキャラとのことですので、もしかしたら"トラファルガー"の時点ではそれほど名前に意味を持たせていなかったかもしれませんが、後にドレスローザ編で"ワーテルロー"が出てきて、ナポレオンと関係のある名前であることが確定しました。
これは、ローは物語の中に出てくる"ナポレオン"を倒すという示唆なのでしょうか?それとも、ナポレオンのように敗れるということでしょうか?
ナポレオンはフランスの皇帝として周辺各国と戦い、そして敗れました。ローは現在皇帝ではありませんので、ナポレオンのように敗れるという考えはなんとなく違和感があります。ということで、僕はローがいつかワンピースの中の"ナポレオン"を倒すと信じています。
ナポレオンは皇帝です。ワンピースの中の"皇帝"といえば、"4皇"。
カイドウは今ルフィ達が戦っています(ローはいますが)。
シャンクスや黒ひげは物語の重要な人物ですから、ローが倒すとは思えません。
ということは、ビッグマム?そういえば、ビッグマムの剣は"ナポレオン"だった…。
これは楽しみですね!!
オペオペの実
オペオペの実は非常に強い能力です。能力者は、ROOMと呼ばれる"手術室"を作り、その空間の中にいる人・モノを切ったりつなげたり電気ショックをしたりやりたい放題にできる能力です。しかし、体力を消耗する能力とのことで、一定のデメリットはあります。
オペオペの能力の目玉は何といっても"不老不死"の手術でしょう。能力者は命を失う代わりに、対象者を不老とすることができます。"不死"とは言われていない点が注意ですね。
ドフラミンゴはこの能力を手に入れ、"マリージョアの国宝"を利用すると言っていましたね。ということは、マリージョアの国宝は寿命を削るものなのでしょうか?
90巻辺りに出てきた麦わら帽子か、またはその麦わら帽子の中に入っているものが国宝と思われますが、これは何でしょうか?
いずれまたちゃんと書きたいと思いますが、僕は以前の考察で"ワンピース"とは、星そのもの、言い換えれば星を自由に操ることのできる途方もない装置だという考えを書きましたが、その起動のカギとなるのがこの国宝なのではないでしょうか。
単なるカギをなぜ厳重に冷凍保存しているかというと、そのカギは生き物だから。
で、そのカギを起動しようとするとその生き物に寿命を要求される…そんなところじゃないでしょうか。突拍子もない説かな?
仮に生き物だとしたら、えーっていうぐらいかわいい感じのヤツ(でもプライド高い)が出てくる気がします。笑
麦わら帽子はおそらく"ジョイボーイ"のもので、ジョイボーイは戦いに敗れて死ぬ間際被っていた麦わら帽子にカギを隠した。後に政府はそのカギを発見するが、下手に動かして壊れても困るため、ヒエヒエの能力者の手を借り冷凍保存。そのままマリージョアに移動。
なぜ麦わら帽子がジョイボーイの物かというと、現状空白の100年の人物で名前が分かっている人物がジョイボーイくらいだからというのがありますが、もう一つの根拠として最新話、967話にてロジャーがジョイボーイに対し、「お前と同じ時代に生まれたかった」と言っています。つまり、ジョイボーイは魚人島のポーネグリフだけでなく、ラフテルにも名前が登場する重要な人物だと思われます。ロジャーが名前を口に出す重要な人物ですから、麦わら帽子でつながっている可能性は0ではないと思います。
今回はここまで。次回は何を書こうかな。
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