【登場人物考察】ウソップについて【鬼ヶ島のナンバーズとウソップのウソ】
今回は麦わらの一味の狙撃手、ウソップについて考察をしていきます。
ウソップの生い立ちとこれまで
ウソップは東の海のシロップ村の生まれです。父親はヤソップ、母親はバンキーナと、ワンピースの主要人物には珍しく両親の名前が判明しています。
ウソップという名前はイソップ童話の"イソップ"と、"ウソ"を組み合わせた名前と思われます。また、特徴的な鼻は、「ウソをつくと鼻が伸びる」ピノキオがモチーフになっているのでしょう。
父親のヤソップはウソップが小さい頃に海賊になり、母親のバンキーナは一人でウソップを育てますが、病気に罹ってしまいます。
この時にバンキーナから「父さんのような勇敢な男になるんだよ」と言われ、ウソップは「勇敢な海の戦士」を目指すようになります。
そして、17歳の時に村をキャプテン・クロの襲撃から守るためにルフィ達と共にクロの一味に立ち向かいます。そしてルフィと合流。
ウォーターセブンではメリー号をめぐりルフィと対立、一度は一味を抜けますがそげキングとして復帰、最終的に一味に戻ります。この時にそげキングとして3千万ベリーの賞金首に。
その後シャボンティ諸島にて、くまにボーイン列島に飛ばされ、2年間ヘラクレスンのもとで修業します。ここで様々な植物を使いこなすようになり、狙撃と植物を組み合わせた面白い技を多数身に付けます。
ドレスローザ編では厄介な敵の能力者、シュガーを倒し、一味だけでなくその場にいた海賊皆から”神”ウソップと崇められ、事件後には懸賞金が2億ベリーに跳ね上がります。
また、この時に見聞色の覇気に目覚めます。
ドレスローザ編以降は目立った活躍はありませんが、ワノ国で見せ場があるといいですね!
ウソップの"ウソ"
ウソップはシロップ村にいたとき、カヤや子分のタマネギ、ピーマン達に様々なウソをつきますが、その後ウソが現実となることがたびたびあります。まだ実現していないウソもありますので、ここではウソップのウソを一通り振り返ってみます。(細かいものは省き、重要と思われるものに焦点を当てます。)
実現したウソ
まずは、現実となったウソから見ていきましょう。
海賊が攻めてきた
ウソップは小さい頃に母親バンキーナを元気づけるため、海賊(ヤソップ)が来たと村に言って回ります。バンキーナが亡くなった後も習慣になり、ウソップは毎朝村に「海賊が攻めてきたぞー!!」と触れ回ります。
しかし、キャプテン・クロの襲撃によりこの嘘は現実のものとなります。
巨大な金魚のフン
ウソップはカヤにウソの冒険譚を聞かせているとき、巨大な金魚のフンについて話をしました。巨大な金魚のフンを大陸だと思って上陸してしまったと。
しかし、これは比較的すぐ現実になります。
リトルガーデンで出会ったドリーとブロギーは、以前巨大な金魚"島喰い"のフンを大陸だと思い上陸してしまったことがありました。リトルガーデン編の最後では、ルフィ達もこの金魚に遭遇します。
小人の国
ウソップの金魚の話には続きがあり、ウソップは金魚を切り身にして小人の国に運んだと言っています。これもドレスローザにて(ちょっとだけディテールが違いますが本当になります。)
ドレスローザに住むトンタッタ族は、"闘魚"の漁をしていました。小人のサイズからすると闘魚はものすごく大きい魚です。食べるのに数か月はかかるようです。
伝説のモグラ
ウソップがクロにカヤの屋敷に入るのを止められたときについたウソ、”伝説のモグラ”。伝説のモグラが存在することは扉絵で判明します。
ドラゴンとケルベロス
ウソップ海賊団が解散する時の回想で、以下のシーンがありました。
ドラゴンとケルベロスです。
後にドラゴンもケルベロスも本編に登場します。
ドラゴンはパンクハザード編。大きいドラゴンはルフィとゾロに食べられ、小さいドラゴンも他のメンバーによってやられてしまいました。捕獲はしていません。
また、ケルベロスについてはスリラーバークで登場します。実際にはケルベロスのゾンビですが、ルフィ達に倒されます。
3千万は俺の後頭部に
ウソップはルフィが初めて賞金首となった時、その写真に小さく後ろ姿が写っていました。これを本人は「3千万ベリーは俺の後頭部にかかっている」としょうもないウソを言いますが、ウォーターセブン後にウソップがそげキングとして賞金首になった時、3千万の懸賞金がかけられました。これも実現しています。
俺の覇気
トンタッタ族の国、グリーンビットの上で藤虎とロー、ドフラミンゴが戦っていた時、衝撃でグリーンビットが大きく揺れます。その時にウソップはとっさに、「今の揺れこそが俺の”覇気”だ」とウソをつきます。
そしてこの後の戦いでウソップは見聞色の覇気に目覚めます。トンタッタ族には魚人島で5万人の敵を覇気で倒したと言っていますので、覇王色の話をしたのだと思いますが、覇王色でなく見聞色に目覚めたことから、ウソップのウソはそのまま実現するのではなく、ちょっと変化して実現するのが常のようですね。
しかし、ウソップは"狙撃の王"を自称していますし、ドレスローザ編ではシュガーを倒し周りから"神"と崇められます。
もしかしたらウソップも覇王の素質を持っているかもしれませんね。そしたら、5万にを倒したというウソはいずれ実現するかもしれません。
これから実現しそうなウソ
次にこれから実現しそうなウソを挙げていきます。
八千人の部下
これはウソップがたびたびついているウソです。虚勢を張るときにウソップは「俺には8千人の部下がいる!」と言っています。
現状麦わらの一味の傘下には5,600人程の海賊がいますが、これはウソップの部下ではありません。
僕は、これからウソップは"個人的"に8千人の部下を持つのだと想像しています。
そして、その候補はエルバフの民。ウソップはエルバフのドリーとブロギーにあこがれ、その後であった巨人オイモとカーシーと仲良くなるなど巨人と縁があります。
今後本編でエルバフに行くか分かりませんが、僕はウソップがエルバフの王子"ロキ"を助ける機会があり、エルバフの民が全員ウソップの部下になるような展開が来るのではないかと予想しています。
ちなみに、1億人の部下という発言をしているシーンもありますが、これはさすがに実現しないと思っています。ウソップが全世界の英雄になれば話は別ですが、きっとそれはルフィでしょうから。
伝説の薬
ウソップが病床のバンキーナについたこのウソ、いずれ実現すると思います。
ロジャーが不治の病に侵されていたことから、僕はいずれルフィも不治の病に侵されるのではないかと考えています。
その時にチョッパーがこの「伝説の薬」を使いルフィを治療すると僕は予想しています。詳しくはチョッパーの記事を書いたときに考察しようと思いますが、間違いなくこの薬は存在するでしょう。
巨大コンドル
ドラム王国での一幕、ウソップは最初山を登りたくないと言っていましたが、結局ビビと一緒に上ってきました。この時に「巨大コンドルに襲われた」と言っています。
しょうもないウソのような気もしますが、ワノ国編ではこれから多くのスマイルの能力者と戦うことが想定されますから、その中にコンドルの能力者もいて、ウソップはその能力者を倒すのかもしれませんね。
10匹の巨大な怪物
空島の影が雲に映った時、ウソップはチョッパーに「昔10匹倒したことがある」と言っています。
僕は、これはワノ国編で実現するのでは?と考えています。
というのも、最近になってカイドウの部下「ナンバーズ」という鬼が登場しました。
おそらくナンバーズはキング・クイーン・ジャックの下の実力者で、1~10の10人いると思われます。そして、上の怪物と同じく、今のところ影のみ描写されています。
巨大な怪物、10匹、影・・・これの意味するところは一つ、鬼ヶ島のナンバーズは、ウソップの言う"10匹の怪物"なのではないでしょうか。
このすべてをウソップが倒すとは思えませんが、きっと戦闘の機会があるのでしょう!個人的に、この予想は当たるのでは?と半ば確信を持っています!!
大怪獣パイユ
サンジがパイユを作った時に、ウソップはチョッパーに「パイユってのは大怪獣パイユのしっぽの肉だ!!」と言うシーンがあります。
きっとこれから「大怪獣パイユ」が本編か、もしくはモグラのように扉絵に出てくるのでしょう!
〇〇したら死ぬ病
ウソップはこの〇〇したら死ぬ病気(ワンピースについて知ったら死ぬ、島に入ったら死ぬ、歩いたら死ぬ等)を度々口にしていますが、これは単なるウソで、大きな意味はないと思います。これが本当なら、歩いて島(ワンピース関連のラフテルか?)に入ったら死ぬということで、悲惨ですもんね…。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
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