【登場人物考察】バーソロミュー・くま【ボニーとの関係は?】
革命軍の考察中ですが、前回最後にくまをちょこっと出したので、今回はくまについて深堀りしていきたいと思います。
くまとはどんな人物か?
バーソロミュー・くま(暴君くま)はくまの耳のついた帽子を被った巨漢で、手にはいつも聖書を持っています。初期七武海として登場し、麦わらの一味とはスリラーバークで初めて出会いました。
くまのモデルについて、僕は聖書を持っていることから使徒、聖バルトロマイかと思いましたが、もう一人同じ名前のバルトロメオがいますし、実在の海賊にバーソロミュー・ロバーツという敬虔なキリスト教徒がいますから、きっとモデルはこちらだと思います。
くまの能力はニキュニキュの実。手についた肉球をつかってあらゆる攻撃を弾き、また人体に溜まったダメージや疲労も弾くことができます。
最初は敵として登場したかに思われましたが、ボロボロの麦わらの一味を捕まえることなく退散し、その時に革命軍の人物であることを匂わす発言をします。
その後、シャボンティ諸島で再会。パシフィスタ、戦桃丸と黄猿に追われる麦わらの一味を修行のため世界各地に飛ばします。今思えば、これはくまなりの厳しさと優しさだったのでしょう。
ルフィは覇気修行のためにアマゾンリリー、ゾロはミホークのところ、サンジは料理修行のためカマバッカ等…一味メンバーそれぞれのことを良く知っていたことが伺えます。
しかし、くまは世界政府との契約で全身サイボーグ(パシフィスタ)になることが決まっており、サイボーグ化の手術は順次進められていきました。
そんな中、段々薄れゆく意識の中で2年間くまはサニー号を守り続けます。
そして、2年後にフランキーが一番初めにサニー号にたどり着いた時、ボロボロになりながら「待っていた…」と言い、去っていきます。
その後は天竜人の奴隷となり、非人道的な扱いを受けています。
ボニーとの関係
さて、次に、くまを語る上で避けては通れない人物"ボニー"についても触れましょう。
ボニーは超新星の1人で、シャボンディ諸島で初登場します。
自分や相手の年齢を操作する能力を持っているため、実年齢は不明ですが、推定24歳とされています。
さて、そんなボニーとくまの関係について考察するにあたり、重要なシーンが2つあります。
まず、黒ひげに捕まった後、赤犬に救出(?)されたシーン
赤犬に「お前が政府から逃げたと聞いた時ァひやりとしたがのう…だがもう全て終わった」と言われた後、「お前達…絶対に許さねェからな!!!」と言っています。
このシーンの前にも頂上戦争中にボニーが涙を流し、同じことを言うシーンがあるのですが、これはパシフィスタになったくまを見て流した涙だと考えられます。
次に、世界会議編。ボニーはソルベ王国の王太后"コニー"に扮し、天竜人の住む天竜門の前に現れます。これはおそらく囚われのくまを助けに来たのだと思われます。
これらの要素から分かることは、以下の点です。
・ボニーはソルベ王国の関係者
・ボニーは世界政府に捕まっていた
・ボニーはくまを見て涙を流すほどの関係
これらを踏まえて、ボニーがくまとどういう関係なのか、僕なりの考えを書きます。
まず、僕はボニーはくまの娘だと考えます。根拠は2つです。
まず世界会議の時、天竜門の警備兵はボニーが扮した王太后を見て、これはこれはソルベ王国の…と既にコニーを知っている素振りを見せます。
ということは、仮に本物のコニーが存在するとすれば、ボニーが年を取った姿はコニーにそっくりということになります。
となれば、ボニーはコニーの親族、すなわちソルベ王国の王族であるという想像がつきます。
僕がボニーをコニー本人ではないと考える理由は、赤犬がボニーと対峙した時、「おまえが…」と言っているシーンから、なんとなくボニーの実年齢は王太后のようにおばあさんの年齢ではなく、赤犬より若いんじゃないかという想像が働いたからです。
さて、もう一つ。ボニーがくまの娘だという根拠は、ビブルカードにあります。
若干読みづらいですが、「ベガパンクに父を元通りにさせる」という記載があります。ボニーと関係のある、ボニーの父くらいの年齢の男性、そして「元通りにしたい」人といえば、くましかいません。ボニーが登場したのは51巻ですから、既にもうくまは本編に登場済みですし、革命軍やサイボーグという設定もあります。なので、ボニーは最初からくまの娘という設定で作られたキャラではないかと予想できます。
さて、そんなボニーはなぜ世界政府に捕まっており、逃げ出した時には赤犬が「ヒヤっとした」のでしょうか。
おそらく、答えはボニーの能力にあります。ボニーは人の年齢を操る力を持ちます。世界政府は昔からこの力を使って、五老星やイム様等重要な人物を定期的に若返らせていたのだと僕は考えます。しかし、何らかの理由でその力が世界政府ではなく、外の国に流出してしまったため、政府はボニーを捕まえたのだと考えられます。
くまの半生
以上を踏まえて、くまがどういう経緯で七武海やサイボーグになったのか、考えてみたいと思います。ここからは僕の想像ですが…
1. くまはソルベ王国にいた頃、優しく聡明な王として国民に尊敬されていた。
⇒くまの幼少期の絵は二宮金次郎がモチーフで貧乏そうだから、もしかしたら自分で国を立ち上げたのかもしれません。
2. しかし、ある日一人娘のボニーを世界政府にされわれてしまう。
ボニーの幼少期の姿は、少し汚れて傷がある姿で描かれています。これは単におてんばな少女だったということを表しているのでしょうか?世界政府にさらわれた後であれば、こんないい表情で大量の食べ物を食べることはできないでしょうし、さらわれる 前でしょうね。
3. くまはボニーを助けようと世界政府を目指し航海を開始。
4. 世界政府にボニーの解放を懇願するも、相手にされず。
5. 七武海になれば世界政府の上層部と交渉する機会があると考え、海賊として残虐の限りを尽くし七武海入り。
6. そんな折、革命軍と会い世界政府を打ち倒す思想に共感、革命軍入りする。
7. 世界政府に、ボニー解放の条件としてパシフィスタ化を持ちかけられる。
8. くまはそれを承諾。くまの手術完了がボニーの解放条件。
9. しかし、ここでボニー逃走。ボニーはくまの契約を知らず、故郷には帰らず海賊になる。そしてシャボンティに到着。
10. くまがほぼ完全なサイボーグとなり頂上戦争に参加。ボニーは映像でそれを確認。ここで初めて世界政府とくまの密約を知る。
11. くまを元に戻すためにベガパンクを探しに出るが、ここで黒ひげと遭遇、捕まってしまう。その後赤犬の手により政府に戻される。赤犬の「全て終わった」は、ボニーが逃げ出したことで、くまが最後の手術を受けずに逃げ出す可能性があったけど、くまの手術は終わったということ。
12. 意識がなくなり、パシフィスタが量産されて用済みになったくまは、天竜人のおもちゃになってしまう。
僕が考えるくまのストーリーはこんな感じです。また何かあれば追記致します。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
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