【ワンピース考察】悪魔の実の正体【悪魔の実の波長】

悪魔の実はワンピース世界になくてはならない重要なアイテムですが、連載から20年経った今もその仕組みや由来は説明されていません。

そこで、今回は悪魔の実について掘り下げていきたいと思います。

悪魔の実とは何か?

説明は不要と思いますが一応。

悪魔の実とは、ワンピースの世界に存在する果実で、食べれば超人的な能力と引き換えにカナヅチとなってしまう果実です。

ワンピースの世界には数多くの種類の悪魔の実が存在します。果実の形は様々あり、リンゴのようなものからバナナのようなもの、パイナップルのようなものもあります。しかし全てに共通するのは、唐草模様があることです。

ちなみに、この唐草模様は日本では「繁栄・長寿」を表す縁起の良いものと考えられています。後述しますが、僕は悪魔の実は人工物という立場をとっていますので、その製造者が悪魔の実の模様を唐草模様にしたのは、一族や国の繁栄を願ってではないでしょうか。それにしては禍々しい見た目だけど・・・

「悪魔の実」の画像検索結果

悪魔の実には"悪魔"が宿っており、食べた者はその悪魔の能力を手に入れると言われています。更に、一人の人間が食べられる悪魔の実は一つだけ。二つ目を食べると体が爆発すると言われています。

「悪魔の実 爆発」の画像検索結果

能力の種類と覚醒

悪魔の実は実ごとに色も形も違いますが、能力は大まかに種類分けされており、今のところ超人系、動物系、自然系の3種類が確認されています。

そして、それぞれの悪魔の能力には、"覚醒"と呼ばれるステージが存在します。

超人系の能力が覚醒すると自分だけでなく周囲の物も自分の能力と同じ特性を持つようになり、さらにそれを操れるようになります。また、動物系の能力が覚醒すると、能力者は異常なタフさと回復力を持つようになります。(しかし、のちに説明しますが、動物系の覚醒はこれだけではないと思います。)

「悪魔の実 覚醒」の画像検索結果「獄卒獣 覚醒」の画像検索結果

今のところ覚醒は超人系と動物系しか出ていませんが、おそらく自然系にもあることでしょう。おそらくですが、自然系が覚醒すると、周囲の環境を永続的に変えてしまう力が発現するのではないでしょうか?パンクハザードは覚醒した能力を持つ赤犬と青キジの決闘によって、火と氷の島になってしまったと考えられます。

「パンクハザード 火 氷」の画像検索結果

チョッパーの能力は覚醒しているか

さて、ここで一つ疑問が生じます。チョッパーはどうなんだ?と。

チョッパーは動物系の能力者の中でも異質。動物系は普通人型、人獣型、獣型の3種類にしか変形できませんが、チョッパーは登場した時から7種類の変形ができましたし、ウォーターセブン以降は8種類目の変形を手にしました(ランブルボールを食べるという条件付きですが。)

更に、2年後にはランブルボールなしで"モンスターポイント"以外の変形を使いこなせるようになりました。

全登場人物の中でもチョッパーだけ持つこの特性、どう理解すればよいのでしょうか?

悪魔の実の波長

まず、ランブルボールとは悪魔の実の"波長"を乱すものと説明されています。

これはどういうことなのでしょうか?僕なりに考えてみたのですが、悪魔の実の波長とは光の波長のようなものではないでしょうか。

目に見える可視光線を波長で区分

光はその波長により人の目に見える色が変わります。この各色がチョッパーの各"ポイント"というように考えることができると思います。

例えば、通常の動物系の能力者は550nm~600nmの範囲の変形(黄緑、黄色、黄赤の範囲)しか変形できないところ、チョッパーはランブルボールにより波長を長くしたり短くしたりすることで、青や緑、赤の範囲にも変形できるようになるということではないでしょうか。(可視光線の色もちょうど7つですしね。)

しかし、ランブルボールを3つ食べてしまうとこの範囲(380nm~780nm)を逸脱してしまい、コントロール不可能な"怪物"になってしまうと。

この波長はおそらく全ての動物系の能力に存在するので、動物系の能力の覚醒とは、この波長を完全にコントロールすることではないでしょうか。

また、チョッパーだけが部分変形できるとは思えないので、覚醒した能力者はまだ見せてないだけで、部分変形もできるのではないでしょうか。

結局チョッパーは覚醒しているのか

現在チョッパーはランブルボールなしで7段の変形ができるようになりましたし、ランブルボールを食べれば暴走せずにモンスターポイントを使うことができます。

このモンスターポイント、一見すると動物系能力の覚醒のように見えますが、ランブルボールがなければ発動できないことを考えると、覚醒とは言えないと思います。これをランブルボールなしで使いこなせるようになり、異常な回復力とタフさを身に付けたら覚醒と言えるのではないでしょうか。

動物系の覚醒についてのまとめ

以上のことから、動物系の悪魔の実の覚醒について僕の意見をまとめると、以下の通りです。

・動物系の悪魔の実の覚醒とは、より長い波長を自分の意思でコントロールすること。

・チョッパーはモンスターポイントをランブルボールなしには使いこなせないので、まだ覚醒はしていない。

・覚醒した能力者はおそらくチョッパーのように体の部分強化もできる。

悪魔はどこに宿るか?

さて、次に悪魔の能力は体のどこに宿るのか改めて考えてみます。上でジャブラが言っている通り、悪魔の実を食べた者には悪魔が宿ります。

しかし、その後悪魔の実を二つ食べた黒ひげが現れたことにより、悪魔の実は体のどこか特定の臓器に宿るのではないか、黒ひげはその特定の臓器が複数あるから悪魔の実を二つ食べることができたのではないかという考察が生まれました。

詳しくは黒ひげについて考察している記事で述べていますが、僕は悪魔の実の悪魔は最初に心臓に宿り、その後全身にウィルスのように感染すると予想しています。

ジャブラの”体が爆発”という表現からすると、特定の臓器が爆発するのでなく全身が爆発するようですから、全身が感染しているという考えは理にかなっているような気がします。

悪魔の実は自然物か?人工物か?

さて、食べると超人になったり、動物になったり、自然現象になる悪魔の実ですが、誰がどのように作ったのでしょうか。それとも、自然の産物でしょうか?

僕は、悪魔の実は人工物だと考えます。

というのも、ブキブキの実やトイトイの実のような特殊な実を考えてみると、明らかに自然界にないもの(武器やおもちゃ)が関係した能力ですから、人が作った以外に考えられないでしょう。

「ブキブキの実」の画像検索結果

Smile

また、パンクハザード編から人造悪魔の実があることが判明しました。Smileです。

Smileはゾオン系の能力を得ることのできる果実ですが、必ず能力を得ることができるわけではありませんし、仮に能力者になっても本物の悪魔の実のように人型、人獣型、獣型と変形できるわけではありません。変形できるのは体の一部のみです。これは、おそらくSmileが不完全な悪魔の実であるため、波長の範囲が非常に狭いことが理由だと思われます。

また、場合によってはSmileのモデルとなった動物の意思が発現することもあり、なかなか扱いづらい能力と言えそうです。

「ホールデム カイドウ」の画像検索結果

では、ここでSmileの製造方法を見てみましょう。Smileの製造方法を見れば、本物の悪魔の実のルーツを明かす手がかりとなるかもしれません。

Smileの製造は、まずその元となるSADという薬品を作るところから始まります。

SADはパンクハザードでシーザー・クラウンの手によって製造されます。

そして、ドレスローザに運ばれたSADは果樹に注入され、どんな植物でも育てられるトンタッタ族の手によって人造悪魔の実となります(ちなみに、できた果実の模様は本物のような唐草模様ではなく二重丸が描かれています。)

 「Smile トンタッタ」の画像検索結果

 SADとは何かというと、ベガパンクが発見した血統因子を応用して作られた薬品です。血統因子とは、ジェルマによればDNAのようなもの。

ということは、SADは動物のDNAが組み込まれた薬品ということになりますね。

「血統因子」の画像検索結果

ということは、動物のDNAを持った果実が人造悪魔の実。

人造悪魔の実と本物の悪魔の実の仕組みが一緒だとすると、ゾオン系の悪魔の実にも動物のDNAが入っていることに。このことから、悪魔の実とは、やはり感染者のDNAを書き換えてしまうウィルスのようなものを持つ実と言えると思います。

そして、前から言っているようにそのウィルスは最初は心臓に宿り、その後全身が感染すると。

結局、悪魔の実は誰が作ったのか?

悪魔の実は人工物であると上で述べました。では、誰が最初に悪魔の実を作ったのでしょうか?

まだ根拠は乏しいですが、僕900年前に戦争が起こった時に、世界政府側(天竜人)が作った兵器だと想像しています。

その理由ですが、まず悪魔の実は旧約聖書、エデンの園にあった"禁断の果実"が構想の基になっていると僕は考えます。理由は以下です。

まず、尾田先生は聖書や神話の登場人物の名前やエピソードを作中にかなり頻繁に使っています。旧約聖書からは宝樹アダム、陽樹イブ、ノア、ソドムとゴモラ等、ギリシャ神話からはウラヌス、プルトン、ポセイドン等、枚挙に暇がありません。

このことから、悪魔の実の発想も聖書や神話から取ったと考えることができます。

次に、神話や聖書の中に出てくる"果実"で最もメジャーなものはアダムとイブがエデンの園を追放されるきっかけとなった"禁断の果実"です。禁断の果実は、神から食べることを禁じられた果実です。しかし、アダムとイブは禁を破ってこの果実を食べてしまいました。その結果、神にエデンの園を追放されてしまいます。神にエデンの園を追放されることを「神に嫌われる」と言い換えれば、悪魔の実によって「海に嫌われる」という発想はこのエピソードから取っているとも考えられないでしょうか。ちょっと弱いか?

まあ、ちょっと根拠が弱いですが、今回の考察では悪魔の実の元ネタは旧約聖書の禁断の果実だとします。禁断の果実は誰が作ったのかを考えると、悪魔の実は誰の手によって作られたかが分かる気がしませんか?

禁断の果実はエデンの園にあります。これを誰が作ったか?その答えはヤハウェ(神)です。ワンピース世界における"神"とは誰でしょうか?そう、天竜人です。

やや安直な気もしますが、以上のことから、僕は悪魔の実は天竜人が作ったと予想しています。

天竜人が悪魔の実を作った理由

僕の想像です。

天竜人はDの王国と戦争になった際、古代兵器を有するDの王国に対抗するため、悪魔の実を開発しました。おそらく、Dr.ベガパンクのような天才が世界政府にいたのでしょう。そして、その結果Dの王国に勝利します。しかし、Dの王国に勝利した際に奪ったワンピースを起動し世界の海を4つに分けてしまったため、能力者は世界中に散らばってしまいます。また、悪魔の実は戦争中に急いで開発されたため、能力者が死んだ時に何が起こるのかは分かっていませんでした。そのため、政府は開発した悪魔の実を回収することができず、Dの一族の側にも能力が渡ってしまった・・・僕はこう考えます。

悪魔の実と覇気の関係

悪魔の実が世界政府によって開発されたとすると、覇気はそれに対抗するためにDの王国側で開発された技術だと考えられます。現に武装色の覇気の上位版である流桜はD側についていたワノ国の技術ですしね。

覇気の中でも能力者に攻撃するために使われる武装色、これはどういう仕組みなのでしょうか?

武装色は能力者の実体を捉えると言われています。なぜ悪魔の力が全身にいきわたっているのに実体を捉えることができるのか?もしかして、人の体というのは魂を元に作られていて、悪魔の力はあくまでその体に上塗りされるものということなのかな?

で、覇気は悪魔の力に感染した肉体を捉えるのではなく、魂を捉えて魂にくっついている本来の肉体を攻撃するとかそんな感じかな?

正直、ここはまだ僕にもはっきりと理解できていません。本編で明かされるのを待ちましょう。

 

今回も長々と書いてしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました。

 

今回は以上です。

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